教界ニュース

 

ボストン教区が性的虐待被害者に65億円の和解金提示

 【CJC=東京】米カトリック教会を揺るがした聖職者による児童の性的虐待事件で、スキャンダルの震源地マサチューセッツ州ボストン大司教区は8月8日、被害申告者500人以上に総額5500万ドル(約65億円)の和解金の支払いを提示した。
 提案には被害者のカウンセリングの費用を支払うことなども含まれている。被害者の代理人弁護士らは、提案を前向きなもの
 各申告者は30日以内に受け入れるかどうかを回答しなければならず、和解金は95%の申告者が受諾した場合にのみ支払われる。
 マサチューセッツ州司法当局は、教会幹部の刑事訴追を断念するとの報告書を公表する一方で教会側の対応を厳しく批判している。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/08/12