【CJC=東京】児童に対する性的虐待で昨年有罪判決を受けた米カトリック教会ボストン大司教区の元神父ジョン・ゲーガン受刑者(67)が23日、服役中のマサチューセッツ州ボストン郊外の刑務所で、他の受刑者に襲われ重傷を負い、病院に運ばれたものの間もなく死亡した。首を絞められた窒息死とみられ、警察は殺人罪などで終身刑に服している別の受刑者(37)を殺人容疑で調べている。
元神父は昨年2月、ボストン周辺の教会学校などで35年間以上にわたり、少年たちに性的虐待を続けてきたとして、02年1月、禁固10年までという実刑判決を受けた。被害者の少年の数は130人以上に上っている。□