【エルサレム＝ＥＰ・ＣＪＣ】イスラエル当局が非イスラム教徒の『神殿の丘』への立ち入りを１カ月ぶりに認めた。ユダヤ教徒にとって最も神聖な場所とされている『神殿の丘』にはイスラム教のハラム・アルシャリフ・モスクが建てられている。
　７月３０日に、イスラエル警察が非イスラム教徒と一定年齢以下のイスラム教徒の聖地訪問を禁止した。当局は禁止を実務上の理由としていたが、本当のところは、聖地でこれ以上暴力ざたが起こさないための措置のようで、８月初めに行なわれる第一、第二神殿記念式典を考慮してのことと見られている。
　今回の禁止解除について、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス首相らは、ユダヤ教徒とイスラム教徒の間の宗教抗争を再燃させる、と非難した。□