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WCCにエリトリア教会加盟、総数再び342に

 【ジュネーブ=ENI・CJC】世界教会協議会(WCC)中央委員会は、エリトリア正統テワド教会の加盟を承認、これで加盟教会数は342になった。同教会はこれまでエチオピア正統テワド教会の一部としてWCCに属していた。
 エリトリア教会は、エリトリアが1963年にエチオピアから分離、93年に独立してからは、自治教会になっていた。WCCへの加盟が認められ、国家に対しても権利をもつ「重要な制度」となった。
 コンラッド・ライザー総幹事は、エリトリア教会の加盟に際して、エチオピア教会が両国の相互理解を促進するために払った努力へ賛辞を贈った。
 エチオピアとエリトリアが「肉親間の厳しい戦争」を続けている時、両教会の首長が相互訪問し、聖体をともにしたことは和解への重要な兆候である、と言う。
 エリトリア教会は紀元329年にアビシニアの初代司教、聖フレメンティウスが創設したとされる。1500教会、信徒200万人、聖職者1万5000人。全アフリカ教会会議に加盟している。
 WCCは、加盟が基準の変更に伴い、創設メンバーであるモラビア教会南部とモラビア教会北部が脱退し、新たに米モラビア教会のとして加盟したため、加盟が教会数がマイナス1になっていたが、1週間で元に戻ったことになる。
 米モラビア教会は、米17州とカナダの2地区に160カ所の集会があり、信徒5万人。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/09/08