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同性愛カップルは「家族でない」、とバチカン当局者

 【ブエノスアイレス=ZENIT・CJC】同性愛のカップルは、用語の厳密な意味では「家族」とは考えられない、と教皇庁正義と平和評議会委員長レナート・ラファエレ・マルティーノ大司教が語った。「自分たちで名乗りたいように名乗ることは出来ても、それは家族ではない」と言う。
 このほどブエノスアイレスで同性愛者の結合を認める条例が成立したことについての発言。「子どもは父親と母親を必要とするし、それは当然の規則だ」と、アルゼンチンを訪問中の同大司教が語ったもの。もし同性愛カップルが養子をしたら、「父親や母親の役割は誰が果たすのか」と言う。
 「人権宣言によって、家族が社会の基本的な細胞であり、そのように守られなくてはならないことは知っている。それが離婚によって何度も破壊されてはいるが、しかしそれが規則ではない。家族が破壊されるという緊急事態にあっても、子どもの教育のための備えがされなくてはならず、子どもには父親と母親が必要だ。もし家族の必要とその本質が念頭におかれなければ、問題解決への道は開かれない」と大司教は語った。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/09/08