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バチカンもクレジット・カードの献金に前向き

 【CJC=東京】クレジット・カードによる献金など論外という人には耳障りな情報。バチカン(ローマ教皇庁)が前向きの姿勢。と言っても通常の献金ではないが……。
 全世界のカトリック者は毎年6月29日かその前後の日曜日、聖ペテロと聖パウロを記念して特別の献金をする。「聖ペテロ使徒座への献金」と呼ばれているもので、教皇に直接捧げられる。昨年は5280万ドル(約62億円)集まった。
 さらなる増額を求めてということか、バチカンのインターネット・サイトは、時期を限らずにクレジット・カードによる献金を勧めている。RNS通信が報じた。アメリカン・エクスプレス、VISA、ダイナース、マスターカードのいずれでもOKという。
 献金をする人は、氏名、カード番号、有効期限、献金額をファクスで(39)06-6988-3954(注=バチカンの国際電話識別番号はイタリアと同じ39)宛に送信すれば良い。
 これはバチカン当局が進めている一連の電子化の最新のもの。今年初めには、教皇のその日の想いを携帯電話に送る試みが、イタリアとアイルランドで開始された。6月からは、シスチナ礼拝堂やバチカン博物館などもインターネット上に公開している。
 7月10日、発表されたバチカンの財務報告によると、米国などでの司祭による性的虐待問題にも関わらず、2002年の『使徒座への献金』は前年比1・8%増加した。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/09/15