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宗教指導者が忍耐求めて超教派の会議

 【ビーレフェルト(独)=ENI・CJC】世界の主要宗教の指導者400人以上を始めとして数千人がドイツの古都アーヘンに集結、9月7日から9日まで平和を求めて会議を開催、対話を求め、宗教的ファンダメンタリズム(原理主義)を拒否しようとの呼びかけをもって閉幕した。
 閉幕にあたり採択された声明は、「宗教が憎悪と暴力を正当化するために決して使われてはならない。原理主義は、いかなる宗教や文化に於いても一度は罹る病気である」と述べている。
 この会議は、ローマに本拠を置くカトリック信徒運動『サンテギディオ』が主催したもの。『サンテギディオ』は1987年以来、毎年、この種の会議を開いてきた。教皇ヨハネ・パウロ2世の勧めによるもの。教皇自身、1986年にアッシジで宗教間の対話を行っている。
 アーヘン会議へのメッセージで、教皇は世界がこれまでにも増して戦争、不義、テロリズムにさらされている、と語った。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/09/22