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聖句を唱えると「偏見や悪意ある発言」

 【CJC=東京】カナダでは、ある聖句を唱えると、「偏見や悪意ある発言」と見なされることになりかねなくなった。米宣教団体『フォーカス・オン・ザ・ファミリー』が伝えた。
 このほど下院を通過した法案(C―250)が成立すればその可能性は十分にある。このC―250は、カナダが法律で偏見を扇動する言動から保護されるとしたリストに「性的指向」も挙げられることが必至なため。
 先頃、キリスト者実業家ヒュー・オーエンズ氏が、同性愛を非難していると見られる聖句4カ所をリストアップした広告を新聞に掲載したとしてサスカチェワン州人権委員会は約50万円の科料処分とした。問題の聖句は、レビ記18・22、20・13、ローマの信徒への手紙1・26、コリントの信徒への手紙一6・9。
 『カナダ家庭行動連合』のブライアン・ラシュフェルト氏は、カナダでは「牧師が憎悪を促進、刺激するとして告発されることになるかも知れない」と言う。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/10/06