【CJC=東京】ロシア正教会モスクワ総主教座が、国外の正教会との関係修復に期待を掛けている。
「分裂の歴史的な原因であった『革命、内戦、冷戦』などが過去のこととなったのだから、神が我々を一致させると信じる」と同総主教座のフセヴォロド・チャプリン報道担当が9月25日、インタファクス通信に語った。
ウラジミール・プーチン大統領は24日、国外の教会の長であるラヴル府主教にロシア訪問を招請した。招待は大統領自身だけでなくモスクワと全ロシアの総主教共同のものとなっている。
「ロシア正教会はこれまで再三、国外の正教会に前提条件なしに対話をしようと招いて来た」と同報道担当は言う。
アレクシー2世は1991年、着座式の直後に招請の意向を明らかにしていた。□