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教皇の健康「悪い」とラッツィンガー枢機卿

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)教理省長官のヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿は9月30日発売されたドイツ週刊誌『ブンテ』とのインタビューで、ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世(83)の健康は「悪い状態」と言明、「われわれは教皇のために祈るべきだ」と語った。
 同枢機卿は、ヨハネ・パウロ2世の側近アドバイザーの1人。発言は、教皇が謁見での演説を行なえなかった23日の前日になされた、と言う。
 枢機卿のコメントは教皇の健康に関しメディアで様々な推測を呼ぶことになった。教皇は10月1日、水曜日の午前中に行われる定例の一般謁見(えっけん)に出席したが、用意されていた演説の大部分は読むことができなかった。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/10/06