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バチカンのコンドームとHIV見解は科学的に誤り、と国連人口基金

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)家庭評議会議長のアルフォンソ・ロペス・トゥヒリョ枢機卿が10月12日、英BBC放送とのインタビューで、コンドームは人々をHIV(ヒト免疫不全ビールス)によるエイズ(免疫不全症候群)から保護しないと述べた。
 国連通信によると、国連住民基金(UNFPA)のトラヤ・アーメド・オバイド代表は13日、それは科学的には誤りで、感染阻止に効果があることは国際社会の共通理解だ、と語った。
 この8月に公表された声明で、世界保健機関(WHO)は、アジアでHIVが流行していることに関して、「コンドームが生命を救う。我々は何百万人もの感染を防ぐため、この生命を救う装置(コンドーム)の推奨をさらに推進する必要がある」と指摘している。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/10/20