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教皇の胸像を奥村信之氏が寄贈

 【CJC=東京】毎日新聞によると、在位25周年を迎えるローマ教皇ヨハネ・パウロ二世の初の胸像を、イタリア在住の日本人彫刻家、奥村信之氏(50)が完成、バチカンのサンピエトロ広場で10月15日に行われた一般謁見(えっけん)の席上、教皇に贈呈した。教皇は「本当にありがとう」と2度繰り返し、奥村さんの手を握りしめたという。
 歴代教皇の胸像は、その時代を代表する彫刻家が制作する。奥村氏は1998〜99年にマルタ(聖ヨハネ)騎士団総長らの胸像を制作した縁で、今年3月、教皇の胸像制作を依頼された。
 重さ80キロのブロンズ像はバチカン宮殿の大広間に多くの巨匠の作品とともに展示される。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/10/21