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東欧の教会が改宗を非難

 【ワルシャワ=ENI・CJC】(ジョナサン・ラクスムーア記)英国国教会、バプテスト、ルーテル派、東方正教会、福音派、東方正統教会、改革派、ローマ・カトリックなど東欧各国の教会代表25人がポーランドの首都ワルシャワ近郊で10月9日から16日まで会合、1教派に属しているキリスト者を別の教派に転向させる、いわゆる「改宗」活動を非難、そして伝道で協力することを誓った。
 会議は世界教会協議会(WCC)と欧州教会協議会が主催した。
 1989年からの共産圏崩壊以来、伝統的に正教会の領域とされている所に他の教会が突入して来る、としてロシア、ウクライナ始め東欧各国の正教会指導者が不満をしばしば表明していた。
 会議参加者は、教会の信頼性が「分裂した証し」によって傷つけられてしまい混乱を広げたとし、分かち合おうとするものはその「正反対」だと宣言した。「共産主義時代の終局以来、教会が経験した新たな自由は、無神論の抑圧に直面することで見いだした一致の力を弱めた」と宣言は記している。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/10/27