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教皇、新枢機卿31人の就任式

 【CJC=東京】ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世は10月21日、サンピエトロ大聖堂前の広場で、新たに任命した30人の枢機卿の就任式を行った。教皇は他に1人、秘密に(胸のうちで)枢機卿に任命している。
 これで枢機卿会議は68国194人となった。
 後継教皇を選出する資格があるという80歳未満の枢機卿は58国135人。ZENIT通信の調べでは、国別に見るとイタリア23人、米国11人、スペイン、ブラジル、ドイツ各6人、フランス、ポーランド各5人、メキシコ、インド各4人、オーストラリア、カナダ、コロンビア各3人、チリ、ベルギー、スロバキア、ポルトガル、ウクライナ、英国、ハンガリー、フィリピン、日本、ナイジェリア各2人、アルゼンチン、ニカラグア、ドミニカ、キューバ、エクアドル、ホンジュラス、ペルー、ボリビア、グアテマラ、オーストリア、スイス、オランダ、アイルランド、チェコ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、リトアニア、ラトビア、クロアチア、ベトナム、台湾、タイ、インドネシア、シリア、アンゴラ、カメルーン、モザンビーク、コンゴ、ウガンダ、マダガスカル、タンザニア、コートジボワール、南アフリカ、スーダン、ガーナ、サモア、ニュージーランド各1人となっている。
 1800年にピオ七世を選出した時に、イタリア人以外の枢機卿は5人だけ。1963年パウロ6世の時は51人、現教皇を選出した78年には88人と時代を追って増え、今回は112人となった。
 日本の2人は、前東京大司教の白柳誠一氏と今回任命された教皇庁移住・移動者司牧評議会議長の浜尾文郎氏。浜尾氏は1930年、東京生まれ。57年に司祭になり、80年から98年まで横浜教区司教。98年に同評議会議長としてバチカン入り、大司教に任命された。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/10/27