教界ニュース

 

中国で非公認教会の司祭と神学生逮捕

 【CJC=東京】米コネチカット州に本拠を置く『カージナル・クン財団』によると、中国で天主教愛国会に属していない非公認カトリック教会司祭と神学生に対し組織的な逮捕が始まったものと見られる。ZENIT通信が報じた。
 河北省で10月20日行われていた修養会に司祭、神学生が10人以上出席していたところ、当局が会場を手入れ、参加者を逮捕した。全員が郡拘置所に収容されている、という。
 逮捕者の中でリー・ウエンフェン(音訳)氏ら神父3人と神学生3人の名前は判明しているが、他は未確認。
 同財団はまた河北省リウゴウ村のカトリック教会がこの6月21日、完工2週間後に当局によって破壊されたと伝えた。約150人の教区民はほとんどが最近改宗したばかりだった。
 同財団のジョセフ・クン氏は「教皇は繰り返して中国の人々に深い敬意と愛を表してきた。中国政府はカトリック教会に一貫して厳しい取り扱いをしており、教皇を尊敬しているとは思えない」と語っている。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/11/03