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ギリシャがキプロスの正教会襲撃に抗議

 【ソフィア=ENI・CJC】ギリシャ政府は10月10日、アテネで公式声明を発表、トルコ当局がキプロス北部でギリシャ正教会会堂を損壊し、同島の文化的な伝統を破壊する行動をとった、と非難した。
 「キプロス島の文化的な遺産は何千年もの間存在した、人類共通の遺産の一部である。それが占領区域で組織的に、かつ故意に破壊されている」と、政府声明は述べている。
 人口77万のキプロス島は、ギリシャが策動したと見られる軍事クーデターを契機にトルコが北部に侵攻した1974年以来、ギリシャとトルコ占領地域に二分されている。ギリシャ系キプロス市民は主に正教徒で、トルコ系はほとんどイスラム教。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/11/03