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高齢枢機卿が秘密会議で投票する権利求める?

 【バチカン市=ZENIT・CJC】バチカン(ローマ教皇庁)権威筋は、高齢の枢機卿が将来行われる教皇選出の秘密会議(コンクラーベ)で投票する権利を求めて教皇ヨハネ・パウロ二世に書簡を送ったとの報道を否定している。
 ローマ紙「レプブリカ」が報じたものだが、情報源は明らかにしていない。「そのような書簡は教皇に送られてはいない。そんな問題はないし、高齢の枢機卿の間にそのような懸念も見られない」とこの権威筋は言う。
 枢機卿は満80歳に達した時点で後継教皇の選挙権を失い、選出のためのコンクラーベにも出席出来ないということは、1970年11月21日に教皇パウロ六世によって定められた。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/11/03