教界ニュース

 

宗教が経済成長を押し上げ=ハーバード大教授調査

 【CJC=東京】独IDEA通信によると、世界の主要59カ国で見ると人口の8割以上が、至高な存在を信じており、58%が死後の生はあると考えている。天国があるとする人は55%、地獄は38%。36%は月に1回、24%は毎週礼拝に行く。
 これらはハーバード大学の経済学教授ロバート・バロとレイチェル・マクリアリー両氏が研究した結果明らかになったもの。研究は、宗教が経済に与える影響に関するデータをもとにしている。
 宗教的データと経済データを比較、バロ、マクリアリー両氏は、経済成長が天国と地獄の存在に関する強固な信念と一致するという結論に到達した。
 強固な信念が性格を強め、そして士気を高揚させる。信者は天国で報われることを期待するからだ、と言う。一方、頻繁に礼拝することが自動的に経済成長につながるわけではない。
 ケルンのドイツ産業研究所は「宗教は経済成長を押し上げるが、教会へ行くこととは関係がない」と評している。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/11/03