【イスタンブール＝コンパス・ＣＪＣ】サウジアラビアの首都リアドで１０月２５日拘禁されたエジプト人キリスト者２人が１１月４日、サウジ皇太子の命令で１０日ぶりに釈放された。
　小児科医サブリ・アワド・ガイェド氏と大工エスカンデル・グイグリス・エスカンダル氏の２人でコプト教会の信徒。
　検事から、容疑が伝道とイスラム教以外の礼拝場所設立だと知らされたという。２人は数年前にサウジで職を得た時以来、自宅などで秘密に礼拝していたとされている。
　２人は理由なく拘禁されている、とスルタン・ビン・アブドル・アジズ・アルサウド皇太子に申し立て、それが釈放につながった。同皇太子は第二副首相兼国防相。
　サウジ当局が２人に残留して仕事を継続するのを認めるか、エジプトへの退去処分にするかは明らかにはされていない。□