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ダウン症検査が倫理上の懸念引き起こす

 【フィラデルフィア=EP・CJC】米ドレクセル大学の研究者が胎児のダウン症診断に新しい検査法を発表した。信頼性が確立されれば、妊娠初期に中絶を決断できるとあって、米国で倫理上の懸念引き起こしている。
 血液検査と超音波テストを組みあわせ、妊娠12週目でダウン症を発見出来るという。確率85%。「最大の利点」は女性が妊娠早期に中絶を決断出来ることだ、と研究者は言う。
 しかし『全国生きる権利委員会』のローラ・エチェバリア報道担当は、出産前の胎児が障害を持って生まれる可能性があるからと言って、中絶は胎児を殺すことで正当化出来ないと語った。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/11/17