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サウジ警察がエジプト人キリスト者なお拘留

 【イスタンブール=コンパス・CJC】サウジアラビアの首都リアドで10月25日拘禁されたエジプト人キリスト者小児科医サブリ・アワド・ガイェド氏と大工エスカンデル・グイグリス・エスカンダル氏が11月4日、スルタン・ビン・アブドル・アジズ・アルサウド王子(第二副首相兼国防相)の命令で釈放されたと報じられたが、その後6日過ぎてもなお2人はリヤドの警察に拘留されていることが分かった。釈放後再逮捕されたのではなく、警察当局が命令を無視した可能性がある。
 拘禁されたガイェド医師のサルワ・ハリル夫人によると、リヤドの友人から2人がなお拘置されていることを確認したとの連絡があったという。「理由は誰にも分からない」と、逮捕当時カイロを訪問していた夫人は語る。
 サウジアラビアでは同王子は宗教的自由の問題では穏健な姿勢で知られ、非イスラム教徒の個人的な礼拝の自由を強く主張していた。厳格なイスラム法ではキリスト者などの非イスラム教徒が公けに礼拝することは禁止されている。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/11/17