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米NCCが北朝鮮訪問終え、和平会談再開訴え

 【ワシントン=RNS・CJC】米NCC(教会協議会)が朝鮮半島に派遣した代表団が帰国、ブッシュ政権に北朝鮮との和平協議に改めて取り組むよう要請した。
 代表団はボブ・エドガー総幹事と翼下の人道援助団体『教会世界奉仕』(CWS)のジョン・マカロー代表ら7人で構成され、小麦粉420トンを配るとともに南北のキリスト教関係者と会談した。
 「外交と協約こそが確実な解決を見出す最良の方法だという確信を得た」と代表団は述べ、核計画をめぐり一進一退している北朝鮮との協議に新局面を開くよう訴えた。
 代表団は北朝鮮では朝鮮基督徒連盟と、韓国では基督教協議会と会談した。
 代表団は「北朝鮮で孤立しているキリスト者家族」のために祈るよう呼び掛けた。また2004年に北朝鮮への人道的支援として国連の2億ドル(約220億円)募金への支持を訴えた。
 小麦粉送付には9万9960ドル(約1100万円)かかるが、それはCWS加盟教会が負担した。関係者によるとこれで13万2000食分のパンが出来る、という。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/12/01