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君主制の復活をセルビア正教会指導者呼び掛け

 【ワルシャワ=ENI・CJC】セルビアに王政を復活させる動きを支持する、と同国正教会のパヴレ総主教が宣言した。東欧各国の教会指導者の姿勢として注目される。1945年の王政廃止決定は「専制の結果」であり、「無効」と宣言されるべきだと言う。
 総主教の声明は2003年末の総選挙を控えて出された。この選挙では、セルビア復興運動党が王政復活を訴えている。
 王位承継者アレクサンダル・カラジョルジェヴィッチ氏に11月末送った書簡で、パヴレ総主教は、王室が20世紀初頭にオスマントルコの統治からセルビアを解放するのに貢献した、と述べている。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/12/23