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米聖公会の保守派主教が連合を形成

 【ピッツバーグ=EP・CJC】米聖公会の保守派主教が、公然同性愛者の主教任命に反対、様々な動きが起きている。教区の中には分担金の納入を中断し財務面からの圧力を掛けたり、分離論も盛ん。そして主教13人が、聖公会内部で改革を追求するための連合形成を進めている。教会と性について聖書の見方を推進しようという。
 ピッツバーグのロバート・W・ダンカン主教は12月17日、ジーン・ロビンソン主教の任命を承服出来ない教区連合を形成すると語った。『アングリカン・コミュニオン(聖公会共同体)教区ネットワーク』と名づけたが、米聖公会から離脱するわけではない、と言う。
 「連合の目的は、聖公会が夏に承認したことに関して虚偽を語っているのだ、と米国人に真実を告げようというものだ。聖公会は、同性愛者の結合を祝福することとニューハンプシャー教区の新主教に同性愛者を任命することについて、神がこれを認められたと語っているが、神はこれを是認しないし、それは大きなうそだ。連合は教会にその決断を撤回させようというものだ」とダンカン氏はAP通信に語った。
 連合の設立会議は1月にテキサス州ダラスで行なう計画。連合加入に同意している教区は、ピッツバーグの他、ニューヨーク州オルバニー、カルフォルニア州サンホアキン、サウスカロライナ、フロリダ、中央フロリダ、南西フロリダ、ダラス、テキサス州フォートワース、イリノイ州クインシー、同スプリングフィールド、西カンザス、リオグランデ(テキサス州とニューメキシコ州にまたがる)。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2003/12/23