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教会の音楽奉仕にきちんと謝礼を、アイルランドのカトリック教会

 【CJC=東京】英国内通信PAによると、アイルランドのカトリック教会が、教会で行われる様々な行事でオルガンなどの演奏者に対する謝儀基準をまとめた。これまでは正式には支払われていなかった。
 ダブリン教区の音楽担当パット・オドノヒュー神父は、実際に教会で奉仕している音楽家と司祭からの意見を元に定めた、として「我々の多くがボランティアとして始めた。クリスマスやイースターの時や結婚式などでは演奏者することが喜びでもあった。しかし教会音楽の重要性が認められるようになり、勉強して腕を磨き、様々な場で用いられるようになり、結婚式や葬儀では助言するようにまでなった。かつてより関わり方がずっと大きくなっている」と語った。
 これまでは、謝礼は「お志し」だったものを、たとえば結婚式は75ポンド(約4500円)、葬儀の場合は55ポンド(約3300円)、さらにミサや聖歌隊の練習の場合などにもそれぞれ基準をを設定している。
 オドノヒュー神父は「奉仕に対して正当にむくいられるべきだ」と言う。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2004/01/06