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2003年に殺されたカトリック宣教者29人も

 【CJC=東京】ZENIT通信によると、宣教の業に従事していて殺害された人が、2003年にカトリック関係では少なくとも29人はいる、とバチカン(ローマ教皇庁)の宣教通信FIDESが推計した。一般信徒も大司教も含めてのこと。この数は2002年より4人多い。
 死亡が最後に伝えられたのは、カメルーンのアコノで12月24日殺害されたアントン・プロブスト神父(ドイツ人)と29日、ブルンジの首都ブジュンブラから約40キロのミナゴで車で移動中に何者かによる銃撃を受け死亡したバチカン大使マイケル・コートニー大司教(アイルランド出身)。
 死者の内訳は一般信徒4人、司祭20人、修道会員1人、神学生3人など。
 コロンビアでは6人が殺されており、布教に最も危険な国の一つとなった。中南米では他にもエルサルバドルで2人、グアテマラとブラジルで各1が殺害されている。
 アフリカでは、ウガンダ6人、コンゴ5人、カメルーン、ブルンジ、南ア、赤道ギニア、ソマリア、ケニア各1人の計17人。アジアはパキスタンとインド各1人。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2004/01/12