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教皇、イスラエルの両チーフラビと会談

 【CJC=東京】教皇ヨハネ・パウロ二世は1月16日、イスラエルのアシュケナジとセファラディの両チーフラビ、ヨナ・メツガー師とスロモ・アマル師と会談した。
 両ラビは、17日にイタリア・カトリック教会が記念する「ユダヤ教・キリスト教対話の日」の関連行事出席のためローマを訪れたもの。バチカン(ローマ教皇庁)が「兄であるユダヤ人とカトリック教会の相互理解のために重要」と、両ラビを招待したという。
 教皇は、カトリック教会とイスラエル最高ラビの公式対話としてのこの出会いを歓迎、すべての人々のため世界に正義と平和、和解を構築できるよう共に惜しみない努力をしようと、呼び掛けた。
 一方、両ラビは、カトリック教会のユダヤ教との積極的な対話促進と、反ユダヤ主義への明確な反対姿勢に感謝を述べると共に、罪のない人々を攻撃し和解を危機に晒すテロ行為に反対するため、これからも教皇の働き掛けを希望した。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2004/01/19