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キリスト者も『世界社会フォーラム』に

 【ムンバイ(印)=ENI・CJC】「不公正な」グローバリゼーションに取って代わるものを構築しようとする国際会議『世界社会フォーラム』が1月16日からムンバイ(旧ボンベイ)で開かれ、キリスト者を含め数万人規模の活動家が集結した。
 インドの経済首都とも言えるムンバイでの議論は、ジョージ・ブッシュ米大統領とイラク侵略、グローバリゼーションと資本主義に焦点が絞られた。
 フォーラム主催者は、「より公正な世界を作り、不公正なグローバリゼーションに反対するため、大組織と社会運動」を結び付けようというものだ、と言う。
 参加した教会代表者はフォーラムの開会直前に、ムンバイ郊外の教会に集まった。「我々一人一人にとって機会と責任の時であり、具体的な、そして効果的な解決」を探ろう、とインド教会協議会議長の正教会ギーヴェルゲーゼ・マル・クーリロス府主教が代表者に呼び掛けた。
 フォーラムでは、グローバリゼーション、軍国主義、人種差別などを取り上げて多数の会議やワークショップが開かれた。主催者は132カ国、約2660組織が参加を見込んでいたもの。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2004/01/27