【CJC=東京】世界のカトリック教会とバチカン(ローマ教皇庁)における一般情報や人事をまとめた『教皇庁年鑑』2004年版が2月3日発表され、教皇ヨハネ・パウロ2世に手渡された。バチカン放送が伝えた。
同年鑑と共に発表された最新の統計で、2002年のカトリック人口の推移と内訳が明らかにされた。
世界のカトリック信者は、10億7100万人で、2001年と比較して1000万人増加した。これは、世界人口62億1200万人の17・2%にあたる。
信者の分布を見ると、半分(50%)がアメリカ大陸に集中、ヨーロッパ26%、アフリカ12・8%、アジア10・3%、オセアニア0・8%。
司祭は約40万5000人(約26万7000人が教区司祭、残りが修道司祭)でほぼ前年並み。教区司祭は増加したが修道司祭は減少した。
終身助祭は約3万人と3・1%増。信徒宣教者は約14万4000人で3・4%増。カテキスタは約277万人。司祭でない男子修道者は約5万人、女子修道者は約78万3000人。□