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問題教会の看板に今度はナチの鍵十字

 【CJC=東京】米コロラド州デンバーのラビングウエー合同ペンテコスタル教会が「ユダヤ人がイエスを殺した」と看板に掲げたことが大きな反響を呼び、看板の文字を消去しただけでは収まらず、モーリス・ゴードン牧師(73)は3月6日、教会員40人に会い謝罪、辞任した。
 ところが今度はその看板にナチのシンボルである鍵十字が二つスプレーで描かれているのを、3月7日午前9時頃、やって来た教会員が発見した。当然のことにまたメディアが大きく取り上げ、警察も捜査に乗り出している。
 前日にはデンバー市内のユダヤ教会堂で数カ所に鍵十字が何者かに描かれる事件があったばかり。
 ただ2件の間に関連があるかは不明。警察では目下容疑者の心当たりもないという。
 ユダヤ教会堂のラビ・ダニエル・コーエンは、ラビングウエー教会の鍵十字について「いかなる信仰であれその人々に対するどんな憎しみの行為も非難する。共同体としての私たちは、共に立つべきであり、仲を裂くことにではなく、結び合わせることを祝福すべきなのだ」と語った。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2004/03/16