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米国の道徳に3分の2が不安感=ギャラップ調査

 【ワシントン=RNS・CJC】毎年1月に行われる『ギャラップ』社の国民感情調査では、米国人の約3分の2、64%は道徳・倫理状況に満足していないことがわかった。満足は35%だった。ただ若年層の反応はそれほど悲観的ではない。
 米国の道徳に関する「かなり暗い見方」は、エンロン社やマーサ・スチュアートの不正事件、同性愛者間の結婚などの報道によるところが大きい。
 ただ2003年と04年の調査では、18歳から29歳までの米国人はり楽観的で、53%が国の道徳環境に満足していると言う。
 高齢層では30歳から49歳層の満足度が38%と最高レベル。65歳以上では満足している人は僅か29%だった。
 ギャラップ社のヘザー・メイソン氏は、この世代間の差は「ここ数年間存在しているパターン」だとして「30歳未満の成人層は、道徳的な限界に挑み続けて来たインターネット、ミュージックビデオ、ケーブルテレビ・ショーの時代に成長し、不敬とか性的な内容がタブーだった時のことを覚えていないのかも知れない」と言う。
 今回の調査、対象は1004人。誤差はプラス・マイナス3%。18歳から29歳までの層については同6%。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2004/04/05