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ゴン・シェンリアン牧師が獄中で危険な状況

 【武漢=EP・CJC】中国南部・河南省の地下教会指導者ゴン・シェンリアン牧師は現在武漢市のホンシャン刑務所に拘置されているが、4月12日面会に訪れた親戚に、生命の危険を訴えた、とキリスト者への抑圧を監視している米国の団体『殉教者の声』(VOM)が伝えた。
 「何とかして、他の刑務所に移して。それが出来なければ、遺体を引き取りに」とゴン氏は面会に来た姉妹3人に懇願した。
 VOMによると、10分とされた面会に、歩くことも出来ないので、囚人が4人がかりでかつぎ込んだという。
 姉妹の1人が看守に負傷について説明を求めると、窓を清掃している時に牧師が転落したのだ、と語った。ゴン氏自身は、初めに護衛を見てから「そうだ。私が落ちたのだ」と言ったものの、はっきりとした口調ではなかったと言う。
 10分間の面会は、ガラス窓越しに電話機を通じて行なうもの。なぜ手紙を書くのを止めたのか、と姉妹がたずねると、「書くだけの力がない。ペンを持つのも困難なのだ」と言う。
 姉妹が刑務所医師に不満をぶつけると、ゴン氏は模範囚だが、一つだけ欠点として、キリストへの信仰を非難することを拒否し、祈り、説教するのを止めないのだ、と言われた、とVOMは伝えている。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2004/04/20