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同日にイースター守ろう、と教皇が再び提案

 【バチカン市=ZENIT・CJC】教皇ヨハネ・パウロ二世は、東西両教会のキリスト者が同日にイースターを祝うことに同意するように、とのかねての提案を4月11日繰り返した。
 カトリック教会、プロテスタント教会などのいわゆる西方教会がグレゴリオ暦によっているのに対し、正教会など東方教会はユリウス暦を守っている。今年は「幸福な偶然の一致」で、全教会が4月11日にイースターを祝った。
 伝統的な祝福と、イースター・メッセージを述べ、さらに祝いの言葉を62言語で述べた教皇は、さらに正教会を主とする東方教会の総主教、主教、信徒に特別の挨拶を述べた。「洗礼を受けた私たち全てが毎年共に同じ日に、この私たちの信仰の基本的な祝いを行える様に、主に祈る」と、教皇は語った。
 イースターは、春分の後の最初の満月の日の次の日曜日に祝われるが、ユリウス暦とそれを修正したグレゴリオ暦では算出法が異なる。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2004/04/20