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バチカン省の次長に初めて女性任命

 【バチカン市=ZENIT・CJC】教皇ヨハネ・パウロ二世はエンリカ・ロサンナ修道女(66)を奉献・使徒的生活会省次長に任命した。教皇庁組織で執行権を持つこれほどの地位に女性が任命されるのは初めて。
 女子修道会『サレジアン・シスターズ』会員。教育学の専門家として司教会議に数回参加している。「率直に言って、私はいくらか戸惑いを覚える。しかし私は祈りの支援、そして修道者、特にサレジオ会の姉妹が支持してくれていることを感じる」と、同修道女ははバチカン放送に語った。
 このところ教皇は先例を無視して、教皇庁の責任ある地位に相次ぎ女性を任命している。
 社会科学アカデミー会長に米ハーバード大学のメアリー・アン・グレンドン教授(法律)、考古学アカデミー会長にイタリアのレティシア・パニ・エルミニ氏を任命して以来、3月には、国際神学委員会のメンバーに初めて女性神学者サラ・バトラー修道女(米レイク大学教授)、バーバラ・ハレンスレーベン氏(スイス・フライブール大学教授)の2人をを加えている。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2004/04/26