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チリが離婚を合法化、カトリック教会は猛反発

 【CJC=東京】チリが5月7日、離婚を合法化した。同国では人口の87%がカトリック信徒。家庭に有害だとして、教会が激しく反対していたのを押し切り、リカルド・ラゴス大統領は5月7日、合法化法に署名した。ただ裁判所が法改正を検討し、訴訟に対応するための時間が必要となるため、発効には6カ月必要。
 署名式典が大統領官邸で行われたが、カトリック教会の不快感を反映してか、フランシスコ・ハビエル・エッラズリズ枢機卿は姿を見せなかった。
 「教会とカトリック共同体全体にとって悲しい日である。この法が家庭を破壊するのが問題だ」と、教会広報担当のペドロ・フェルナンデス神父が語った、とAP通信は報じている。□

KIRISUTO.INFO Last Update : 2004/05/10