教界ニュース

 

在外ロシア正教会首長が初めてモスクワ訪問

 【CJC=東京】在外ロシア正教会の最高指導者、「ニューヨークと東アメリカ」のラウルス府主教が5月14日、初めてモスクワを訪問した。イタル・タス通信が報じた。
 ウラジミル・プーチン大統領の意向を受けて、モスクワ総主教アレキシス二世が招いたもの。
 在外教会は、革命後にロシアから脱出した聖職者・信徒によって形成された。1920年代半ば、共産主義政権との妥協を迫られたロシア正教会との関係を断絶している。
 80年代後半から和解への模索が始まり、2003年には主教3人を含む代表団がロシアを訪問、モスクワ総主教座との大規模な接触を図った。今回のラウルス府主教の訪問もその時の合意によるという。
 府主教は14日、アレキシー二世と会見、代表団の滞在日程などを協議した。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/05/17