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予想外のアクセスに英のインターネット教会混乱

 【CJC=東京】英メソジスト教会が5月10日に開設したインターネット上の仮想の教会サイト『愚者の船』(http://www.shipoffools.com)は、ステンドグラスやら講壇やら会衆席などを立体的な画像で構成した礼拝堂など、様々に工夫をこらした自信作だった。礼拝参加者は立体像などで描かれ、その姿でひざまずいて祈ったり、手を上げて賛美出来る仕組み。説教も参加した聖職者によって音声なり文章で行われる。
 しかし当初から予想以上のアクセスが殺到した。さらに初日、礼拝に「悪魔」などの名前で参入して、神を冒涜するような発言をする人まで出てしまった。
 アクセス数は最初の2日間で6万を超え、それ以後も連日5000から1万回アクセスがあり、19日には4万1000件に達した。英紙『タイムズ』や米CNNなどが大きく問題を報じたことも影響したものと見られる。
 サイト監視に12人が当たり、冒涜的な発言を行う人を追い出す仕組みも作ったものの、英語サイトだけに英国以外からもアクセスが多く、米国やオーストラリアからのアクセスは英国では夜間ということで、サイト荒らしが野放しになり、礼拝部分を現在は一時閉鎖している。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/05/25