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在外ロシア正教会は教皇のロシア訪問に否定的

 【CJC=東京】教皇ヨハネ・パウロ二世のロシア訪問は、ロシア正教会とローマ・カトリック教会間の諸問題が解決しない限り歓迎出来ない、と在外ロシア正教会のマルク大主教が、モスクワで語った。カトリック教会の攻撃的姿勢が続く限り、トップ会談は無意味だ、と言う。
 一方、モスクワ総主教座の対外関係部門の責任者キリル府主教は、両者間の対話が進展している、と語った。「カトリック教会は、かつては障害の存在を否定し、対話促進を望んでいたが、今では問題のあることは認めている。対話作業部会の最初の取り組みは、問題のありかを確認することだった。バチカン(ローマ教皇庁)の姿勢におけるそのような変化は前向きだと思う」と言う。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/05/25