【CJC=東京】米カトリック教会で聖職者による未成年者への性的虐待が最初に問題となったボストン大司教区が5月25日、今後数カ月以内に教会60カ所を閉鎖することを明らかにした。
これだけの数の教会一斉閉鎖は、米カトリック教会では初めてと見られる。
ショーン・オマリー大司教は、資金難が閉鎖の理由と述べた。閉鎖した教会の売却資金を残る教会の運営資金に充てるという。
大司教区は、虐待問題の和解金として被害者に総額8500万ドル(約100億円)を支払うことになっているが、和解金は、辞任した前大司教の邸宅売却などで賄えるという。□