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アンボンで爆発11人死傷、宗教抗争再燃の懸念

 【CJC=東京】インドネシア東部マルク州のアンボンで5月25日、キリスト者が多く住む地区で爆発事件が発生した。
 同日朝、商店が密集する路上で仕掛けられた爆弾が爆発し1人が死亡、13人以上が負傷したほか教会など2カ所でも爆発物が発見された。警察当局が不発処理した。市内では23日にも爆弾事件が2件起き、5人がけがをしている。
 アンボンでは、キリスト者とイスラム教徒の宗教抗争が1999年から3年近く続き、6000人が犠牲となった。2002年2月に和平協定が結ばれた。しかし4月25日から両派の衝突が散発的に続き、宗教抗争の再燃への懸念が急速に広がっている。
 時事通信によると、警察当局者は「最近、公共施設に爆弾を仕掛けたという脅迫が頻発している」と述べた。□

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