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「ニューエイジ」療法は危険、とアイルランド長老教会

 【CJC=東京】多様な宗教の影響を受けた新霊的運動とも見られる「ニューエイジ」運動には独自の療法も様々あるが、アイルランドの長老教会はベルファストで開催した総会で6月10日、「ニューエイジ」療法に危険性があるとする報告書を採択した。現地紙「ベルファスト・テレグラフ」によると、リフレクソロジー(反射学)、レイキ、ヨーガ、TM(トランセンデンタル・メディテーション)、チャームズ・アンド・キュアズ(魅力と療法)などが含まれている。
 報告書は、それら「代替療法」が道教やヒンズー教などの東方宗教やバイタリティにあふれた生の飛躍とか活力とかいったものに根ざしており、それらが「非人格神」の存在を示唆することから、追随者を神やイエスから離れさせることになる、と言う。
 もっとも総会では、報告書があまりにも後ろ向きだという批判の声も出た。ジム・キャンベル牧師は「変革とか新しいものごとに抵抗することは長老主義の特徴のように見られることが多かった。今回の代替薬品や代替医療に関する報告書もそうではないか、と恐れる」と発言した。□

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