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ネパールに最初のカトリック・センター

 【カトマンズ(ネパール)=ZENIT・CJC】ネパール最初のカトリック司牧センターが開設された。首都カトマンズの南方約15キロのゴダバリに設けられた新センター、敷地5000平方メートルに2棟が建設された。
 1棟はカテキズム教育や各種集会に使用され、もう1棟はネパール駐在教皇使節準備責任者ピウス・ペルマナ神父やインド・ケララの女子修道会から派遣されたスタッフの住居に充てられる。
 開設ミサには聖職者、修道者、信徒など約80人が集まった。駐インド教皇庁使節ペドロ・ロペス・キンタナ大司教(ネパール兼任)も出席した。
 同大司教はネパールの教会を「小さいけれども熱意に満ちている」と言う。
 ただ現地は内戦下にあり、出席出来ない信徒も多かった。
 カトリック教会はネパールで学校23校を経営している。生徒の多くが非キリスト者。またネパール東部の難民キャンプにいるブータン難民3万5000人を援助している。
 ネパールは人口2300万、カトリック者は6000人。宣教団体の活動は1983年に始まり、1996年使徒座知牧区が置かれた。現在4小教区があるが、法人としては認められていない。ネパール王国は、非政府組織と見なしている。反改宗法があり、布教活動は困難。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/06/15