【香港=ZENIT・CJC】香港ではの「2002年教育法」に反対する動きが広まる中で、カトリック教会と聖公会が、同法は、自由で多文化的な教育制度に変更を加えることだ、と反対運動に協力している。
カトリック教会のジョセフ・ゼン・ゼキウン司教は「民主化」原則を引き合いに出し、教育内容を決める権利を学校から奪う法律には反対する、と言う。ゼン司教は、聖公会と協力して、法案反対のキャンペーンを現地紙上で展開した。
同司教は、審議中の教育法が、香港が英国から中国に返還されて以来、北京政府が承認、施行されている香港の憲法とも言うべき「香港基本法」に違反すると言う。
基本法は50年間、香港の社会構造を変更出来ない、としている。□