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中国・河北省で地下教会指導者大量逮捕

 【CJC=東京】『中国福音フェローシップ』(意訳。英語の略称はCGF)の指導者100人以上が6月11日逮捕された。米国の中国伝道団体『中国援助協会』が得た情報という。
 CGFが指導者会議を河北省武漢で行っている所を摘発された。
 現場に居合わせた人によると、武漢市公安局員と見られる警官約50人が集会場の教会を午後2時ごろ襲い、指導者シン・ジンフ氏(39)を始め関係者の全員を逮捕した。
 シン氏は、これまでにも教会活動を理由に3回は逮捕されている。1996年には「違法な説教」を理由に労働再教育3年の判決を受けた。
 CGFは1980年代半ば設立された。「家の教会」と呼ばれる地下教会の中でも大規模5派の一つ。
 『中国援助協会』はさらに、中国共産党内部の情報として、党政治局が最近特別秘密会議を開催、宗教事情対策を検討した、と指摘している。
 それによると、会議後に秘密指令が出された。それは党と政府のあらゆるレベルで「違法な宗教活動」を摘発するよう求めていると言う。指令はまた、無神論宣伝のために特別なメディア宣伝を実行するよう党宣伝部門に促している。□

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