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サウジのイスラム学者が武装襲撃を非難

 【CJC=東京】イタリアのカトリック系『アジア・ニュース』によると、サウジアラビアの著名なイスラム法学者6人が6月14日、国内で行われている非イスラム教徒に対する武装襲撃を厳しく批判した。
 サウジ通信が報じたもの。イスラム教はその土地に住む外国人を保護するものとされている、とイスラム法学者・指導者の団体『ウレマ』会議が指摘した。『ウレマ』はイスラム法や協議を解釈する。「イスラム教徒に対しても、非イスラム教徒に対しても、いかなる攻撃も、コーランと預言者モハメッドの伝承によって禁止されている」と言う。
 この指摘は、アルカイダ・テロ集団が外国人3人の殺害に犯行声明を出し、さらに4人目の誘拐計画など、犯行が特に西欧人と米国人に焦点を合わせていることが明らかになって1週間後に出された。
 『ウレマ』会議は「私たちは、すべてのイスラム教徒とそのような行動に関係する人たちに、悔い改め、正しい道を歩み、敵に直面する時には兄弟と並んで立ち、国を破壊する道具とはならないよう勧告する」としている。□

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