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バチカンが中国の司教逮捕を非難

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)のナヴァロ・ヴァルス報道担当は6月23日、中国での相次ぐ司教逮捕・拘束を非難する声明を発表した。
 声明は、教皇に忠誠を誓う「地下教会」宣化教区司教(84)が5月27日に逮捕され消息不明となっている他、正定、西彎子(しいわんず)両教区の司教も6月に入ってからそれぞれ10日間、5日間にわたって拘束されたことに触れ、理由のはっきりしない逮捕・拘束と、人権、特に信教の自由を侵害する中国当局の行動に抗議している。
 同報道担当は、「こうした人権侵害に加え、(中国側から)事件に対する釈明がまったくないことに非常な苦痛を感じている」と言う。
 バチカンは、北京政府の非難にも関わらず台湾と外交関係を維持ているが、今回のような明確な対中国批判は異例。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/06/28