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国連がバチカン市国の常駐オブザーバー資格を明確化

 【CJC=東京】国連総会は7月1日、国連の諸会議や各機関にバチカン市国が常駐オブザーバーとして参加する資格と権限を明確化する決議を採択した。
 総会の会期ごとに一般討議に参加すること、バチカン市国の文書を総会公式文書として配布する権利などが明記された。
 国連駐在使節セレスティノ・ミリオーレ大司教は、今回の決議でバチカン市国の活動が大きく変わるわけではないが、地位が総会決議で確定したことが重要だ、と言う。
 1964年以来バチカン市国は国連常駐オブザーバーとして活動しているが、それは当時のウ・タント事務総長の書簡に基づくだけの不文律のものだった。□

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