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日曜営業認められず、ドイツの教会は歓迎

 【ビーレフェルト(独)=ENI・CJC】連邦憲法裁判所がこの6月半ば、日曜日の取り引きを認めない営業時間法を再確認したことを、ドイツの諸教会は歓迎している。
 同法は、週日の営業時間を午前6時から午後8時までとし、日曜日はほとんどの商店の営業を認めていない。例外は空港、駅、ガソリンスタンド、観光地の商店は例外だが、それも申請が必要。
 ドイツ最大のデパートの一つ『ガレリア・カウホフ』が1999年以来、日曜日の営業時間変更を求めていた。
 それに対し教会は、「日曜日なし、平日のみ」というスローガンを使って反対運動を進めて来た。ドイツ福音教会とローマ・カトリック教会は共同声明で、経済的利益も人々が自由時間を使う方法も、営業時間に関する規則変更を正当化出来ない、と指摘している。
 ドイツの総人口8200万の内、カトリック教会と福音教会はそれぞれ信徒約2600万を擁している。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/07/05