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西アフリカの紛争解決へ宗教的多様性に期待=ルーテル世界連盟総幹事

 【ジュネーブ=LWI・CJC】ルーテル世界連盟のイシマエル・ノコ総幹事は、西アフリカの紛争解決へ協力と共同行動を行う際には宗教的多様性が決めてになる、と評価、分裂をあおる基礎となる、と言う見方に反論した。
 ノコ総幹事は、ガーナの首都アクラの東北方にあるホーで6月23、24の両日開催された『西アフリカ宗教間平和サミット』に参加した宗教指導者に向けて講演した。
 サミットは「共存:アフリカの平和と発展へのカギ」を主題に行われた。『アフリカの平和のための宗教間行動』(IFAPA)という団体が主催した。IFAPAは、紛争解決の手段を創出、推進するためにアフリカで宗教間のネットワーク作りを進めている。
 ノコ総幹事は、平和がアフリカで多くの文化的、また宗教的伝統に取って共通の価値であったにも関わらず、各共同体の価値認識がしばしばアフリカ人に悪影響を及ぼすように操作されて来た、と指摘した。
 「しかし、今日、私たちは平和という贈り物を再び抱え、西アフリカの平和のため宗教間の密接な関係のについて認識するために会うのだ」と、言う。
 ノコ総幹事は、平和のための宗教間協力の課程で、アフリカの文化と歴史の豊かさを利用する必要性を強調、キリスト教とイスラム教の到来前、アフリカでは平和のための文化的能力と紛争解決のための伝統的手法は強固なものだった、と指摘した。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/07/05