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米NCC総幹事がスーダン問題抗議で逮捕

 【ワシントン=CJC】米教会協議会(NCC)のロバート・エドガー総幹事が7月14日、ワシントンのスーダン大使館前で抗議デモ中に逮捕された。
 スーダン西部のダルフール地方に起きている人道的な惨状に関心を呼び起こそう、と「キリスト教国際連帯」という団体が抗議デモを計画した。6月30日からは毎日正午にデモを行い、当日は子どもも含め約50人が参加した。
 デモはワシントンのニューベテル・バプテスト教会のウォルター・フォントロイ牧師が指揮して行われたが、エドガー総幹事とバルティモアのエキュメニカル神学研究所のキャロル・バーネット教授が逮捕された直後に終了した。
 エドガー、バーネット両氏は警察署に連行され、罰金処分を受けた後、釈放された。
 「大量虐殺がスーダンで行われていることは明らかだ。かつて世界はルワンダの大虐殺を知り、このようなことを二度と起こしてはならない、と語ったではないか」と、エドガー総幹事は言う。
 「スーダンの危機の大きさについて考え、また感じないで済ませられる人はいないと言うバーネット教授。逮捕された時にはエドガー総幹事と並んで祈った。
 フォントロイ牧師もすでに一度逮捕されており、前日にはチャールズ・ランゲル議員も逮捕された。デモなどの抗議行動はなお計画されている。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2004/07/26